2024年が終わる!早い…!今年も一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。このところずっと絵筆をとる元気があまり出ないんですが、来年はもうちょっと何か作れたらいいなぁ。
今年も無事に年を越せそうなので、総括として何か書いてみようと思います。
「論理」と「感情」というものがあります。私はこの両者を、対極的なものとして捉えています。私にもかつて、「論理的」なものが絶対的な正義だと考えていた頃がありました。(自分が「論理的」ふるまいをしていたということではないです。)それは私が、というよりは、世間の流れがそうだったんだと思います。そして、「論理的たれ」とする世間の流れ自体は、私はそんなに変わってないんじゃないかなと思っています。ただし、実態は大きく変わったように思われます。ここに、私は「論理」の正義の凋落を見ました。
「感情」は、「論理」の網の目に捉えられないものです。そうであればこそ、「論理」の正義の前ではつねに蔑ろにされてきたはずです。そして、その正義を信じ続けるあいだは、どれだけ自身の感情が揺さぶられても、あるいは第三者により喚起されたとしても、蔑ろにし続ける、その事実にも無頓着になります。それにより起こることのひとつとして、「論理的」方法で行きどころのない感情を押しつける、みたいなことがあるのかと。ここ数年、「論破」という言葉がカジュアルに使われているのをよく聞きます。
私は最近、両者のバランスを取ることが大事なんじゃないかなと思うようになりました。そのためにもまずは、「感情」の作用に正面から向き合って、今まで見逃していたものを顕在化していく必要があるんだと思います。
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