おいしそうな雰囲気を出す商品名

2021/04/12 23:39

今日別にコンビニに行ったわけではないんですが、コンビニで見かける商品名についてふと考えていました。

「朝採れ野菜のスープ」を一時期コンビニで見かけた覚えがあります。「朝採れ」と言われるととても新鮮で瑞々しいさまをイメージします。さながらレストランのように、採れたてが調理されて並べられているような気がなんとなくしていました。ですが冷静に考えると、「今朝採れ」とは誰も言ってないんですよね。ちょっと私だけかもしれませんが、脊髄反射的に今朝採れた野菜を想起してました。しかし、お昼のコンビニに陳列されている「朝採れ野菜のスープ」がそんなはずもなく。一瞬「ゆ、優良誤認じゃねーか!」とひとりで叫びたくなった自分がああ恥ずかしい。

そもそも「朝採れ野菜」は、朝に収穫した方が野菜がおいしくなるという考えのもと生まれた言葉のようです。しかし「夕採れ野菜」や「夜採れ野菜」は、たとえそれが本当においしいと考えられる時間帯であったとしても、言葉が持つ力は「朝採れ」に比べて数段落ちるように思います。

同じように「〇種のチーズの~」ですが、これも言葉の力が発揮されているなと。野菜であればともかく、数種類のチーズと言われたところで、その違いを咀嚼しながら感じられる人が一体どれだけいるのでしょうか。私はてんでわかりません。ですが、「3種のチーズのグラタン」と聞いたらどうにもぜいたくな気がしてつい手が伸びます。食べるときも、1種のチーズのグラタンと言われるより3種と言われる方がより美味しい気がする。きっとチーズじゃなくて言葉を咀嚼しているんですね。

余談ですが、もう少し広い話として、日本で食べ物の横文字というと高い頻度でフランス語が交ざりますよね。「チョコケーキ」ではなくて「ガトーショコラ」とか。ときどき英仏交じりの言葉が生み出されることもあります。「ガトーショコラ」と言われた方が断然かっこいい気がします。これも言葉が持つ力ですかね。

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